不動産会社の社長が「自宅で出来る失敗しない物件調査方法」大公開【周辺環境とリスクチェックの仕方】

せわしい東京からちょっぴりログアウトして、那須で好きなように暮らしませんか?

しゃちょー

こんにちは!那須移住者のしゃちょーです

すたっふぅ

こんにちは!同じく那須移住者のすたっふぅです

移住のための物件探しは絶対に失敗したくないですよね。

契約前にできる限り下調べをしたくても、何度も何度も移住地を訪問するのは難しい…。

そこで前回に引き続き「自宅でもできる物件選びで失敗しないための調査方法」を紹介していきます。

自宅で出来る物件調査方法
  • 土地価格が相場通りかどうかを調べる
  • 周辺環境をチェック
  • 災害等のリスクを確認する
  • 情報元の不動産会社に問い合わせる

今回は「周辺環境をチェック」「災害等のリスクを確認する」について解説していきます。

キャリア20年の不動産会社の社長が辿り着いた方法を参考にして理想の物件と暮らしを手に入れてくださいね♪

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快適に暮らせる土地か?周辺環境をチェック

せっかく移住するのですから、快適に暮らせる理想の物件を選びたいですよね。

グーグルマップやこちらの施設検索サイトを活用すれば自宅でも物件の周辺環境を調べられます。

検討中の物件をマップ上で保存してリストを作成しておけば、物件ごとの比較検討がしやすいのでオススメです。

マップ上では以下のようなポイントをチェックしましょう。

物件の周辺環境チェックポイント
  • 日常生活に必要な施設と距離
  • 近所にあってほしくない施設の有無
  • 陽当りの良さ
  • 高低差
  • 交通量など騒音問題

日常生活に必要な施設と距離を調べる

まず日常生活に必要な施設と距離を調べましょう。

具体的には、

  • スーパーマーケット
  • コンビニエンスストア
  • ドラッグストア・薬局
  • 病院
  • 飲食店
  • 学校

など。

那須地域は住民も観光客も多いため日常生活に不便があるほどの辺境ではありませんが、都会のように「徒歩1分でコンビニ」とはいきません。

あらかじめ候補物件から各施設にアクセスしやすいか調べておきましょう

とかいじん

子供のことを考えると学校や病院の距離は特に気になるところですね

しゃちょー

例えば今年23年3月に那須塩原市立横林小学校が閉校するなど那須地域では廃校(統合)が相次いでいます。学区と一緒に通学方法も調べておくことをお勧めします

すたっふぅ

学校によってはスクールバスがあったり市から通学のための助成金がもらえるケースもありますので、市や学校のHPをチェックしてみるといいかもしれません

近所にあってほしくない施設の有無をチェック

日常生活に必要な施設と同時に、自宅の近所にあってほしくない施設もチェックしておきましょう。

たとえば環境を害するおそれのあるような施設や騒音が気になるような施設など。

そのような施設は通常モードの地図だけ見ていると発見しづらい場合もありますので、航空写真やストリートビューもフル活用してください。

しゃちょー

那須らしいポイントで言うと「牧場」。牛や鶏など家畜の臭いが気になる人は牧場の近くは避けましょう

とかいじん

牧場は観光で訪れたい施設ではありますが、近くに住みたいかは人によるかもしれませんね

すたっふぅ

牧場に限らず、田畑の近くは牛糞堆肥をまく季節になると臭いが発生するので気になる人は要チェックです

陽当りの良さチェック

マイホームを選ぶにあたり陽当りの良さを求める人も多いのではないでしょうか。

航空写真やストリートビューを活用すれば物件に隣接する建物も確認できますので、陽当り良好かどうかチェックできます。

とかいじん

那須でも隣に高層マンションが建てられて陽当りが悪くなったりするケースがあるんですか?

しゃちょー

那須には背の高い建物はほとんどありませんが、隣の物件との距離や木々の茂り具合は確認しておくとよいでしょう。放置された山林が隣接していると木々や雑草が敷地内に迫ってきてトラブルになるケースもあるのでチェックしたほうがいいです

高低差チェック

「那須高原」が有名なため広大な平地ようなイメージをお持ちかもしれませんが、実は那須エリア全体的になだらかに傾斜しています。

山側から市街地にかけて勾配がありますので、航空写真・ストリートビューや地形レイヤを駆使して物件の敷地と道路に高低差がないか確認しておきましょう。

しゃちょー

周囲の敷地より地盤面が低くなっていると道路から雨水が流れ込んできたり、湿気が溜まりがちだったり、色々とリスクがあるので要注意です

とかいじん

日本全国的にゲリラ豪雨や線状降水帯が発生していますし避けられるリスクは避けるべきですもんね

交通量など騒音チェック

物件の前面道路や近隣の道路の交通量も確認しておくべき点のひとつです。

グーグルマップの交通状況レイヤで黄〜赤色になっている箇所をチェックしましょう。

那須エリアは行楽シーズンだけ交通量が急増する道路がありますので、平日・ふつうの週末・連休・大型連休など複数のタイミングでチェックするのがお勧めです。

一見、交通量の少なそうな田舎道でも、沿道に土砂を運び入れる処理場等があり、大型トラックがバンバン行き交う道路だったりしますので航空写真で施設のチェックもしましょう。

とかいじん

それは観光でしか訪れたことがない場合は気づけない盲点ですね!

すたっふぅ

那須は木材や砂利の産地でもあるので大型トラックや重機・チェーンソーの働く音もそこかしこで聞こえてきますよ。都会の騒音とはタイプが違うので気になる人とそうでない人がいるかもしれません

しゃちょー

どちらにせよ、物件を選ぶ前にあらかじめ知っておくに越したことはないので調べておきましょう!

災害の心配がないか?リスクを確認する

物件の周辺環境が良くても、災害のリスクが高いエリアだと困りますよね。

安心して暮らすための物件を選ぶために災害リスクを確認する方法を紹介します。

自宅で災害リスクを調べる方法
  • 地形を調べる
  • 標高を調べる
  • 土地利用履歴を確認
  • 地盤の強さを把握
  • 事故・事件の有無

地形を調べる

まずはグーグルマップの地形レイヤで、物件の周辺に窪地・崖・川が近くにないかを確認しましょう。

大雨やゲリラ豪雨で浸水や土砂災害の可能性がないか確認できます。

しゃちょー

自治体が作成している防災ハザードマップも参考になります。那須塩原市はコチラ、那須町はコチラです

標高を調べる

那須の北西側は山岳地帯となっていますので、標高も確認しておく必要があります。

標高は積雪量やライフラインの制約を受けるケースもあるからです。

地理院地図を使うとよいでしょう。

すたっふぅ

左側のメニューから「標高・土地の凹凸」→「色別標高図」と進むと標高が分かります

土地利用履歴を確認

物件が売りに出される前にどのように利用されていたのかも調べておくとよいでしょう。

国土地理院の空中写真で任意の年代を入力すれば過去に遡りどのような土地利用歴があったのか確認できます

とかいじん

このサイトは物件選びの参考になるだけでなく見てるだけでも楽しいですね

地盤の強さを把握する

地盤サポートマップを使って地盤の強さを把握しましょう。

物件の住所を入力すると周辺のデータが地図上に表示されます。

この地図では様々な防災情報が確認できるのですが、特にチェックして欲しい項目がこちら↓

  • 地耐力(地盤の強さ)
  • 地質
  • 地震時の揺れやすさ
  • 浸水
  • 液状化
  • 土砂災害リスク
すたっふぅ

那須の自然災害については『那須に移住すべき理由![地形・地盤が優秀で自然災害が少ない]』でも詳しく紹介しています

事件・事故の有無をチェック

物件あるいはその近隣で事件や事故があったかも調べておくと精神衛生上良いかもしれません。

知る人ぞ知る大島てるで事故物件などが調べられます。

とかいじん

知りたいような知りたくないような…という気もしますね

しゃちょー

あまり気持ちの良い情報ではありませんが、物件を選んだあとで知ってしまうよりはずっと良いと思いますよ

那須おろしにも注意

災害とは少し観点が異なりますが、那須の気候と上手に付き合うためのポイントも1つ紹介します。

那須は夏は涼しい避暑地として人気ですが、その分だけ冬場は冷え込みます。

標高が上がれば上がるほど寒さは厳しく積雪量も増えますし、標高が低くても那須連山から吹き下ろす「那須おろし」という北からの強風が冬場は特に強くなります

そのため開けた土地よりも森林に囲まれていた方が建物をプロテクトしてくれるので理想的です。

しゃちょー

同じ地域でも、山側からの風がダイレクトに当たるお宅は室内温度がかなり低くなるので考慮して欲しいポイントです

※いずれのサイトもスマホでも見れますが、パソコンのほうが圧倒的に見やすくお勧めです。

調べたデータは保存しておこう

今回は移住のための物件選びで失敗しないために周辺環境やリスクを自宅で調べる方法について紹介してきました。

一度調べたデータは物件選びの過程でずっと役立てられるので、スプレッドシートなどで物件ごとに記入して保存しておくことをお勧めします

パートナーや家族、必要に応じて不動産会社の担当者とシェアしながらアップデートを重ねていけば理想の物件選びに繋がりますよ。

しゃちょー

情報収集と整理をがんばって那須で好きなように暮らせる物件を選んでくださいね

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この記事を書いた人

2020年6月に、ガチすぎない「ちょっと田舎」で「ちょうどいい」田舎暮らしがしたいと那須に移住⛰️
自身のブログ『ちょ田舎ぐらし』も鋭意運営中⭐️

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