せわしい東京からちょっぴりログアウトして、那須で好きなように暮らしませんか?
こんにちは!那須移住者のしゃちょーです
こんにちは!同じく那須移住者のすたっふぅです
東京から新幹線で1時間程度の交通の便の良さや、那須連山や高原などの雄大な自然が人気の那須エリア。
夏が涼しく爽やかであることから避暑地としても名を馳せるため、別荘も多く販売されています。
しかし、土地購入で後悔しない物件を探すために絶対に知っておきたい注意点がいくつもあるのです。
今回は「分譲地のタイプ」について解説します。
- 管理されている別荘地
- 自治会運営の別荘地
- 別荘地外分譲地
物件探しで失敗しない為に一番最初にチェックすべきポイントを不動産屋の社長が伝授しますので、シリーズ最後まで読んでいただければ後悔のない移住を実現できますよ♪
分譲地のタイプとは?
那須といえば避暑地としても有名で、その環境の良さは天皇陛下の御用邸があるほど折り紙つきです。
特に景気の良かったバブル時代には別荘地がいくつも開発され、多数の物件が売買されました。
私が住んでいる家も元々別荘として建てられたものでした
相続などによって持ち主が変わって、持て余された物件がたくさん売りに出されているんですよ。この傾向はコロナ禍で加速しています
数百万円など破格の値段の物件もありますよね。ものすごく状態が悪い物件だということですか?
そうとも限りません。価格の設定には別荘地ならではの事情もあるんですよ。しかし、相場より安いものには必ず理由があります。建築できない道路・水道や電気がない・造成工事に多額の費用がかかるなど、土地を買っても建築が難しい物件が多いんです
物件の価格だけを見て購入してしまうと失敗するリスクが高いのが別荘の注意点。都市部の住宅地を購入するのとは全く異次元であることを認識しましょう。
まずは分譲地のタイプを確認してください。
- 管理されている別荘地
- 自治会運営の別荘地
- 別荘地外分譲地
それぞれのメリット・デメリットについて1つずつ説明します。
管理されている別荘地のメリット・デメリット
「別荘地」というと、別荘入り口にゲートがあって、管理棟に管理人さんがいて、区画ごとに分譲されて整備されていて…というイメージですよね。
高級な別荘地のイメージですね
憧れます!
メリット
管理されている別荘地にはたくさんメリットがあります。
- ゴミステーションが利用できる
- 別荘地として囲われているので防犯性が高い
- 別荘地なので、ご近所さん皆が「よそ者」
- 管理人さんが別荘地内の道や木々などの整備をしてくれる
- 冬場の水道の凍結防止をしてくれる(有償)
- 災害時や緊急時のサポートをしてもらえる(有償)
- ゴルフ場や温泉など提携施設が無料or優待価格で利用できる
- 温泉付きの分譲地もある
色々メリットはありますが、生活する上ではゴミが捨てやすい点や防犯性の点が魅力でしょうか
那須のような寒い土地で住んだことがない自分にとっては、凍結防止のサポートも嬉しいですね
デメリット
残念ながら、デメリットもあります。
- 管理費がかかる
- 管理会社のクオリティによって管理状態が左右される
- 私営水道である場合が多く、水道利用料が高い
- 私営水道の場合、水質の不安要素もある
- 分譲区画によっては土地が狭い
都会のマンションにも管理費はありますが、割高な水道料金や管理費が発生するんですね?
はい、別荘利用と定住利用で管理費に差があったりします。管理費と水道については説明が長くなるので別の記事で詳しく説明しますね
自治会運営の別荘地
別荘地としての形態をとっているものの、管理されている別荘地のメリットのような整備やサポートなどがありません。
その代わり、住民全員で自治会を運営して管理している別荘地も多く存在します。
那須エリアの大規模な別荘地は、自治会運営の所が多いんですよ
メリット
自治会運営の別荘地には、管理されている別荘地のメリットと共通している点もあります。
- 管理された別荘地より自治会費が安い
- 自治会住民専用のゴミステーションがある
- オシャレな別荘物件が多い
- 別荘地なので、ご近所さん皆が「よそ者」
十分魅力的に見えますけど?
はい。管理会社に委託された別荘地よりも管理費が安く、規約もそこまで厳しくないので永住される方も多いですね。それではデメリットも確認してください
デメリット
管理なし別荘地のデメリットがこちら。
- 自治会で運営されており、自治会費が必要
- 自治会費の滞納・横領など、トラブルを抱えている自治会もある
- 公営水道ではなく私営水道である場合が多く水道利用料が高い
- 別荘地内の私道や木々の管理がほとんどされず生活に支障がある場合も
- 別荘地として囲われてはいるが、防犯性は普通の住宅街並み
- 放置物件(廃墟)が多く荒廃した環境になりがち
別荘地として囲われているが故に、市など行政の手が入らず不都合が出てくるんですね
そういうことです。トラブルを抱えている別荘地でないか事前によく確認しないと失敗の恐れもあります。詳しくは別の記事でも説明します
別荘地外分譲地
3つめのタイプが別荘地外分譲地です。
バブル期に不動産会社が開発した小規模分譲地に別荘利用者が集まって出来た集落のようなもので、管理会社や自治会が存在していない点が最大の違い。
那須には小規模な別荘地外分譲地がぽつぽつと点在しています。
我が家として選んだのがこの別荘地外分譲地です
うちもです!
別荘地外分譲地は、管理されている別荘地と自治会運営の別荘地のメリット・デメリットのいいとこどりです。
メリット
- 管理費や自治会費がかからない
- 公営水道が配管されている。
- 別荘地利用者も多く、ご近所さんにも「よそ者」も多い
- 小規模な分譲地なので、静かで暮らしやすい
稀に私営水道の別荘地外分譲地もあります。その場合、50万円前後の水道加入金や水道利用料が徴収されたりします。
公営水道は重要ポイントなので、別記事で詳しく説明しますね
デメリット
デメリットについては、別荘地外であるため一般的な住宅街での暮らしと似たような条件になります。
- ごみ問題や敷地内の管理などは一般的な住宅街と同じ
- 放置物件(廃墟)が多く荒廃した環境になりがち
- 辺鄙な地域にある事が多い
別荘地でありながらも一般的な住宅街と同じような条件で暮らせるというのは分かったんですが、なぜ辺鄙な地域にあるんですか?
別荘地として大規模開発できるならリゾート会社が買っているハズですからね…
リゾート開発が盛んだった80~90年代は、大規模な分譲地もあれば小規模な別荘地も数多く開発されてきました。
小規模な別荘地外分譲地は街の中心地から離れていたり、そのことによって学校や病院などの施設へのアクセスも少々不便になりがちなのがデメリットです。
管理された別荘地が「お手軽な田舎暮らしっぽい暮らし」だとしたら、別荘地外は「ちょっとイイ感じの田舎暮らし」になるイメージです
那須の土地を買うなら種類別のメリット・デメリットをよく確認しましょう
最後に別荘地の3つのタイプ別に要点をまとめてみました。
- 管理されている別荘地(良質な管理会社か要チェック)
- 自治会運営の別荘地(自治会が機能しているか要チェック)
- 別荘地外分譲地(インフラ設備や建築可能かチェック)
それぞれのタイプにメリット・デメリットの両方がありますので、自分自身が求める那須での暮らしに合ったタイプを選びましょう。
選ぶ地域や物件によって好きなように暮らせるのが那須の魅力です!
別荘地の管理会社の選び方や水道・道路については、より注意が必要な点なので、別の記事で詳しく説明しますね
そちらも読んでいただくと後悔しない物件選びに繋がりますよ〜♪
コメント